グループ会社の中部貴金属精鉱から異動し、川嶋へ入社しました。地元が静岡県西部で戻りたいと考えていた中で実現した異動です。
加工事業部では薬品を使って金属を溶かし、欲しい金属だけを取り出すといった精錬を行っています。例えば、銀アクセサリーで「シルバー925」の刻印を見たことがありませんか? あれは素材の92.5%が銀であり、7.5%は別の金属が含まれています。そこで薬品を使い、銀だけを回収できるようにします。もちろん銀だけではなく、さまざまな金属を扱います。
今は現場作業を行いながら、もっと効率化できる手法の研究・開発に取り組んでいます。また、新たな事業を本格的に運営するためにはノウハウが必要で、それを身につけるために いろいろ学んでいるところです。
私は文系出身です。前社で同様の仕事をしていましたが、化学はまったくわからない状態で入社しました。薬品なんて触ったことがなくて、そもそも薬品で金属が溶けることすら理解していませんでした。ただし、やったことがないから挑戦したいと考えるタイプなので当初から業務への抵抗はありませんでしたね。薬品に入れると金属が液体になり、別の薬品を入れると化学反応で沈殿物として液の中から金属がまた出てくる。これらの過程を見て「化学っておもしろい」と感じたんです。
私の場合、働く上で人間関係を重視しています。川島グループで働いていて感じるのは、居心地の良さ。川嶋に異動して1年ですが、明るい人が多く気さくに話かけてくれるのですぐに馴染めました。
有給を好きなタイミングでとれるのも良いところ。積極的に消化してと言われているので、有給をとってキャンプやゴルフを楽しんでいます。文系出身で知識ゼロだった私も薬品の安全な扱い方を覚え、分析や研究に携わっています。興味が少しでもあれば、ぜひ挑戦してみて欲しいですね。